低金利が続くと想定できない＝豪準備銀行総裁

　［シドニー　２９日　ロイター］　豪準備銀行（ＲＢＡ）のスティーブンス総裁は２９日、金利は低過ぎるとし、以前の水準にとどまることはできないとの認識を示した。チャンネル７のインタビューで述べた。
　また活況を呈する国内の不動産市場について、住宅価格の上昇を予想した投機的動きに警鐘を鳴らした。総裁は正常な金利の定義について「低金利
が続くと想定することはできない」とし、キャッシュレートと住宅ローン金利との関係が正常な金利水準を決定すると述べた。
　総裁は「経済が安定し、インフレ率も低かった時代のキャッシュレートは平均５％程度だった。富を手に入れるための確実な方法が、不動産へのレバレッジ（借入金による投資）だと考えるのは間違いだ」と述べた。
　ＲＢＡは過
去５回の会合で４回利上げし、政策金利は４．０％となった。ＲＢＡはこれまで何度も、景気回復に伴い金利は「正常な」水準に戻る必要があるとの見解を示しており、総裁は２月には、金利はあと５０─１００ベーシスポイント（ｂｐ）上昇する可能性がある、と述べた。
　ＲＢＡは４月６日に次回の会合を開催するが、政策金利が２５ｂｐ引き上げられて４． arad rmt
２５％になるのかについて、市場では見方が分かれている。

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き上げ、一段の利上げ示唆

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